子宮に発生する良性腫瘍です。筋腫ができる位置により、粘膜下筋腫(子宮の内腔に向けて発生)、筋層内筋腫(子宮筋層内に発生)、漿膜下筋腫(子宮の外側に向けて発生)に分けられます。閉経するまでは卵巣ホルモンの影響で徐々に大きくなる可能性があります。
稀に子宮肉腫といわれる悪性の腫瘍もあるため、急速に増大する場合は注意が必要です。
子宮に発生する良性腫瘍です。筋腫ができる位置により、粘膜下筋腫(子宮の内腔に向けて発生)、筋層内筋腫(子宮筋層内に発生)、漿膜下筋腫(子宮の外側に向けて発生)に分けられます。閉経するまでは卵巣ホルモンの影響で徐々に大きくなる可能性があります。
稀に子宮肉腫といわれる悪性の腫瘍もあるため、急速に増大する場合は注意が必要です。
経痛、過多月経、貧血、不正出血、下腹部痛・腰痛、不妊症などです。
筋腫が大きくなると下腹部に腫瘤を触れ、膀胱の圧迫により頻尿などの症状が現れます。
さらに、巨大な子宮筋腫では血管を圧迫し静脈血栓症の原因になることがあります。
内診、超音波検査、MRI、血液検査などを行います。
症状の程度や筋腫の大きさ、筋腫の存在部位、今後の妊娠希望の有無により個別に選択します。
積極的な治療を要さない段階では3~6ヶ月毎(小さなものでは1年毎)の定期的な診察を行います。月経痛がひどい場合は鎮痛剤、過多月経により貧血になっている場合は鉄剤などを使用し様子を見ます(対症療法)。
筋腫が大きい場合や対症療法で対応困難な場合は薬物療法(ホルモン治療)や手術療法、子宮動脈塞栓術などの治療を妊娠希望の有無も含めて選択します。