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子宮頸がん・子宮頸部異形成
Disease

子宮頸がんは子宮頸部という子宮の入り口側にできるがんです。
特に50歳未満の若い世代で増えており、年間約1万人の女性が子宮頸がんに罹患し、約2800人が死亡しており、患者、死亡数とも増加しています。

原因

95%以上はヒトパピローマウイルス(HPV)が原因です。
性交渉の経験がある50〜80%はHPVに感染しているといわれています。多くは自己免疫により排除されますが、HPVに感染し続けると、一部の女性に子宮頸部異形成(前がん状態)を発症し、さらに数年かけて子宮頸がんに進行するといわれています。

症状

異形成や早期の段階では、ほぼ自覚症状はありません。進行すると不正出血、異常なおりもの、下腹部痛などの症状が現れます。

子宮頸がんは、早期に発見できれば比較的予後がよいといわれていますので、子宮頸がん検査を受けましょう。

子宮頸がん検査で要精密検査となった方は精密検査が必要です。
当院では2次検診が可能ですので、結果を持参し受診してください。
2次検診はお電話で予約してください

子宮頸部異形成とは

子宮頸がんの前段階で、子宮頸部に異常な細胞を認める状態です。子宮頸部上皮内腫瘍(Cervical Intraepithelial Neoplasia;CIN)とも呼ばれます。
軽度異形成(CIN1)、中等度異形成(CIN2)、高度異形成・上皮内癌(CIN3)の3段階があります。

検査
子宮頸部細胞診(一般的な子宮頸がん検診)を行います。細胞診で異常が出た場合は、必要に応じてコルポスコピー(拡大鏡)で子宮頸部を観察し、病変が疑われる場所から生検を行います(組織診)
治療
高度異形成、ハイリスクHPV陽性・長期持続する中等度異形成は、子宮頸部円錐切除術や蒸散などの適応があります。軽度・中等度異形成(治療適応外)は定期的な経過観察が必要です。

子宮頸がん検査の2次検診について

コルポスコピーという拡大鏡で病変部の観察し、子宮頸部の組織を採取(生検)しましす。結果が出るまでに約2週間かかります。
結果により治療が必要な方は紹介させて頂きます。経過観察となった方にはヒトパピローマウイルス(HPV)の型判定の追加検査をお勧めしています。
【注意点】
生理日は避けて来院してください。当日はなるべく予定をいれないようにしてください。
また、出血が多い場合は翌日止血確認のため来院頂く可能性があります。
2次検診はお電話で予約してください。