【正常な生理の目安】
生理周期:25~38日の間
1周期の総経血量:20~140ml
出血持続日数:3~7日間(平均5日間)
生理のサイクルには卵巣ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類のホルモンが関連していて、これらのリズムが乱れると生理不順を引き起こします。
その他、ストレス、環境の変化、過度なダイエット・運動などによっても引き起こされます。
おりものが多い、においが気になる、かゆみ、腹痛などがあれば感染症の可能性もありますので受診しましょう。
性感染症についてもご参照ください。
生理以外の出血、閉経後の出血を不正出血といいます。
子宮の癌が原因のことがありますので診察をうけましょう。
・子宮のがん:子宮頸がん、子宮体がん
・子宮頸部異形成(子宮頸がんの前段階)
当院では横浜市子宮がん検診が受けられます。また、子宮がん検査の2次検査にも対応しています。
子宮や卵巣に異常があると生理の異常、下腹部痛、不正出血などの原因となる場合があります。超音波で子宮・卵巣に異常がないか診察を受けましょう。
・子宮筋腫
・卵巣腫瘍
・子宮内膜症・子宮腺筋症
年齢を重ねていくと卵巣からでるホルモンが減っていきます。それにより生理が1年こなくなった状態を「閉経」といいます。
閉経の平均年齢は約50歳ですが、個人差が大きく40代から50代後半まで閉経する年齢は様々です。閉経前後の5年間をあわせた10年間を「更年期」といい、その時期に現れる卵巣機能低下による症状を「更年期症状」、なかでも日常生活がつらく感じてしまう状態を「更年期障害」といいます。